吉田ちゃんのここだけの話

   
今月は、幼稚園の頃 矯正をして、腰痛に悩まされるようになってしまった中学生のDさんの場合です。
   





  

 5月号

 

 


 

 

 


反対咬合の開口
 Dさんは、元々反対咬合(受け口)だった為、幼稚園の頃、下顎を
   押し込むことで噛み合わせを治すという矯正を行いました。
    


 その結果、上の歯が下の歯より前に噛み合い、一見きれいな歯並びに
   なりましたが、小学生の時から腰痛に悩まされるようになってしまいました。

   (噛み合わせが悪い事により、手・足先などが血行不良をおこして、中学生に
    なっても まだ 手足に“しもやけ”がありました。)

     
最近の中学生というのは 普通、“しもやけ”になりにくくなっている年頃です。
              




 


スプリント

スプリント


初診時、腰痛がある・・・という事と、身体のズレもあるようでしたので、まず身体がズレているという事を 本人に自覚してもらいました。また、噛み合わせの修正をするスプリントを作製し、それを入れる事(Dさんは、1日に1回、最低3時間)でズレが修正されるという事も実感してもらいました。 

 さらに、身体のズレを引き起こす筋肉のバランスをとる為、クラニオセイクラル・バランシングも行いました。 半年程、身体の調整を行なった時点でスプリントをはずし、噛み合わせの調整を行い、回復しました。

クラニオセイクラル・バランシング (頭蓋に軽くタッチ)。

クラニオセイクラル・
バランシング

 彼女Dさんは、中学生という事もあり、成長途中であったので、身体ができきっておらず、噛み合わせの調整のみで完治しました。今は、大学生ですが、腰痛はありません。時々、噛み合わせのチェックをしに、来院される程度です。

 
 

 

 

キングです 

  このように、見た目はきれいな歯並びでも、それが本人の身体に合った噛み合わせか?というと、必ずしもそうでない場合がよく見受けられます。矯正についても一度 その人の噛み合わせをバラバラにしますので、最適な時期と方法をよく考えた上で行なった方が良いでしょう。係りつけの歯科医とよく相談してみる事をお勧めします。メリットデメリットをしっかり聞いて下さい。)

院長の吉田です

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