永久歯で虫歯になりやすいのは、形の複雑な臼歯ですが、とりわけ6歳臼歯は奥歯の中で最も早く生えてくるために、虫歯になりやすい歯でもあります。
さて、この歯の治療を行った後、適切な高さにかぶせなおせればいいのですが、たいていの場合、低い詰め物などで治療終了となるケースが数多く見受けられます。
このとき身体は、奥歯の紙あわせが低いことによるアンバランスを「首を前に倒す」ことで修正しようとします。こうなると、身体の重心が前になるので、腰を後ろにずらして対応します。つまり極端に言えば、右横から見た時にOの字を描くような姿勢をとるようになるのです。
身体がひずめば、もちろんひずんだ部分に負担がかかります。これによって腰痛や首のこり・肩こりなどの症状が出ても不思議ではないでしょう。
これだけではありません。奥歯が低くなると口の中の容積が少なくなり、舌の収まる場所が少なくなるので、舌が奥にずれ込みます。これによって食物が飲み込みにくくなり、誤嚥(ごえん・食物が機動に入り込むこと。)や睡眠時無呼吸症を起こすこともあるでしょう。
また、舌の位置が狂うことによって筋肉のバランスも崩れ、迷走神経を圧迫することにでもなれば、内臓の機能異常による消化不良も考えられます。
たかが歯、と思うなかれ。あなたの身体を健康に保つために、歯は重要な役割を果たしているのです。
永久歯で虫歯になりやすいのは、形の複雑な臼歯ですが、とりわけ6歳臼歯は奥歯の中で最も早く生えてくるために、虫歯になりやすい歯でもあります。
さて、この歯の治療を行った後、適切な高さにかぶせなおせればいいのですが、たいていの場合、低い詰め物などで治療終了となるケースが数多く見受けられます。
このとき身体は、奥歯の紙あわせが低いことによるアンバランスを「首を前に倒す」ことで修正しようとします。こうなると、身体の重心が前になるので、腰を後ろにずらして対応します。つまり極端に言えば、右横から見た時にOの字を描くような姿勢をとるようになるのです。
身体がひずめば、もちろんひずんだ部分に負担がかかります。これによって腰痛や首のこり・肩こりなどの症状が出ても不思議ではないでしょう。
これだけではありません。奥歯が低くなると口の中の容積が少なくなり、舌の収まる場所が少なくなるので、舌が奥にずれ込みます。これによって食物が飲み込みにくくなり、誤嚥(ごえん・食物が機動に入り込むこと。)や睡眠時無呼吸症を起こすこともあるでしょう。
また、舌の位置が狂うことによって筋肉のバランスも崩れ、迷走神経を圧迫することにでもなれば、内臓の機能異常による消化不良も考えられます。
たかが歯、と思うなかれ。あなたの身体を健康に保つために、歯は重要な役割を果たしているのです。
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