第一条 目がさめている時にみがく
子どもが眠たくなっているのにもかかわらず、寝る前の歯みがきは大切だから、
と押し付けるのは、子どもにとって拷問に近いやり方です。
第二条 短い時間でみがく 特に小さい頃、子どもの歯は数が少ないし小さなものです。完璧にみがこうと、
長時間かけるのは逆効果。特に残りやすいところを中心に、慣れるまでは1分
程度で充分です。 第三条 リラックスしてみがく リラックスといっても、子どもに力を抜かせるのではありません。
磨き残しがないか? 虫歯はないか?と、目を皿のようにして磨いていると、
ついついお母さんの顔も怖くなりがちです。子どもは、怖い顔のお母さんは見た
くないもの。怖い顔=嫌なこと、という図式を作らないためにも、笑顔で磨くことを
心がけましょう。 第四条 よく見てみがく 怖いお母さんの顔と同じくらい、子どもは痛いことが大嫌いです。汚れをきれい
に落とそうと、歯ブラシを強く押し付けたり、見えないところを手探りで磨いたりし
て痛みを感じると、それがきっかけで歯みがきギライになる事さえあります。 第五条 言葉をかけながらみがく 磨いているときは、親と子がふれ合える貴重な時間。無言でただ磨くだけ、と言
うのはもったいないですね。 BGMもテレビの音、というのでなく、できれば 声
かけをしてあげると、子どもは安心します。 第六条 習慣でみがく 親の都合で、みがく日・みがかない日があると、子どもは歯みがきの必要性が
わかりません。みがく時間を決め、毎日みがきましょう。
なんにせよ、口の中に異物が入るのは嫌なもの。大人がみがいている姿を見せ、同じことをしているんだ、と納得させる必要があります。子どもにだけ歯みがきをさせようと思っても無駄ですよ。
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