噛み合わせの治療 -2-

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  欠損(抜けた歯)のある場合…

義歯(入れ歯)ブリッジで 抜けた歯を補う必要がありますが、歯(永久歯)が抜けたままで そのまま放置しておくと 歯の位置や噛み合わせが変わってきます。そして、噛み合わせが悪くなると、治療の方も簡単には進みません。より治療回数や日数がかかります。悪くなり過ぎないよう、少しでも良い条件で治療できるよう、早めに治療される事をお勧めします。

( 症 例 )

( 治療方法 )

上の歯が下がっている

下がっている上の歯を治療し、かぶせる時に咬合面を揃えるようにします。舌の位置も身体のバランスに関わっていますので考慮に入れた上で、筋反射テストでチェックし咬合面を決定します。次に、下の歯が抜けているので前後の歯を削ってブリッジにします。咬合調整は、筋反射テストでチェックします。

欠損と虫歯による歯の変位

(1)を治療し、かぶせる時に咬合面を揃えるようにします。 (咬合面の決定は、上記と同じです。)
(2)が抜けているので前の歯と(3)を削ってブリッジにします。この時、(3)の咬合面も揃えるようにします。咬合調整は、筋反射テストでチェックします。

歯(永久歯)が抜けたままで そのまま放置しておいた為に 噛み合わせが悪くなったり、身体に歪みがきている場合、“歯から治して行くか”、“身体のバランスを調整してから (または、並行して) 歯を治す必要があるのか”、治療の進め方は 個人個人で違います。 この場合、顎関節症の場合と同様、筋反射テストで確認しながらやって行きます。 (例:ブリッジをする前に、左右反対側の歯を先に治療して、噛み合わせをしっかりさせた上でブリッジをしたケースもありました。)

  インプラントは…

当歯科医院では、噛み合わせ顎関節の事を考慮して上で、インプラントは行っていません。 低位咬合を引き起こし易く、全身のアンバランスを招き易いからです。 噛んだ時に、頭に加わる力の方向を正しくしていないと、モアレ写真の下の方のように、身体が歪みやすくなります。 (例:肩こり、腰痛、頭痛、歩行困難、口角の異常、などのケースがあります。) 歯磨き不足で歯槽膿漏になり、そして歯が抜けた・・・という場合は特にお勧めしません。メンテナンス 不良で、歯槽骨の吸収(骨がなくなる事)が進行しやすい為で、現時点では、十分な考慮が必要だと思われるからです。使いづらいかもしれませんが、顎位を考えると 身体に合った義歯(入れ歯)をお勧めします。

  歯槽膿漏で歯にぐらつきがある場合…

抜く必要のある歯は 早めに抜き、歯肉が固まったらブリッジ・義歯(入れ歯)で 抜けた歯を補い 噛み合わせの調整を行います。(筋反射テストによる) 残りそうならば、暫間固定して しっかりブラッシングをしてもらいます。その上で 咬合調整(筋反射テストによる)をし、動きが落ち着いて来た時点で 隣の歯と連結させて補綴 (CKまたはブリッジ)するようにします。

 

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