ところが ある時、ご主人の同僚の方が お家に遊びに来られた折、障子の桟の上の“ホコリ”を指でなぞるのをBさんが目撃。この事をきっかけにして、再び口が開かなくなるという事態に陥りました。
翌日、Bさんが来院した時点では、その原因について ご本人が自覚されていらっしゃらなかったので、筋反射テストを使って 原因を特定しました。そして、その出来事に気付いてもらうと、Bさんの口は、再び元の(良くなっていた)ように開くようになりました。
それ以来 口が開かなくなると、あれこれ、その状態を引き起こす元となった『ストレス』を考えてみて、そして、原因に気が付くと 口が開くようになるのだそうです。そして、その『ストレス』に対処する方向で進まれるようです。
低目の治療歯(来院前の)や食いしばり・咬耗(噛む事で摩擦がおこり摩り減る事)で、噛み合わせが低くなっていたBさん。
最終的に、再治療の必要のあった歯を数本治療し、金属で高くかぶせ直して顎を良い位置に戻しました。その結果、生活に支障のない48mmの『開口』が得られるようになりました。
|