それから、気をつけておきたいのが離乳の時期です。最近は歯が生えている、いないにかかわらず、月齢で離乳食を与える傾向にありますが、あまり早い時期から固形物を与えることは、子どもさんに噛まないクセ付けをすることになります。結果として、口に入ったものをよく噛まずに飲み込むため、顎が発達せず、大人の歯が並ぶだけの場所がなくなって、乱ぐい歯になる可能性が高くなるのです。
離乳食は、歯が生えて、しっかりと噛めるようになってから始めても、遅いことはありません。そして、子どもの歯が生え揃ったら、硬いものを食べさせるようにする!!
そのほうが、しっかりと噛める歯を作ります。
この“しっかりと噛める歯を作る”ということは、成長期の体を作る栄養を吸収しやすいように、細かくすることができるということですから、ひいては体全体の健康を作ることにほかなりません。さらに噛む刺激は、脳の発育に大きな影響を与えます。
歯から身体の健康を考えてみませんか?
次号では、子どもの離乳と歯並びについてお話します。
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最近では、永久歯の芽が乳歯の下にできず、生えかわらないお子さんも 時々見かけるようになりました。なかなか永久歯に生えかわらないようなら、お近くの歯医者さんでレントゲンを撮ってみる事をお勧めします。(もちろんお子さんの同意を得てからですよ。)
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