ちょっとツッこんだ 歯のはなし

 

   

       ふ〜ん。

うん !! うん !! うん !!   Go !! Go !!  Go !!  Go !!  きょろっ、きょろっ、きょろっ、きょろっ !!  わぁ〜い !! わぁ〜い !! わぁ〜い !!

3月号

 

 

  

    

   

 最近、自分の口の中を鏡で見たことがありますか? 見たことがないなあ、という方はぜひ、この機会に手鏡などで ご覧になって下さい。

 どんな歯がありますか? 前歯と奥歯で、ずいぶん大きさや形が違うことに気付かれるでしょう。
 その中に、治療をしてかぶせている歯は、何本ありますか?一本ですか?二本?それとももっと多いですか? もしかぶせて治療を終えた歯の中に、山とか谷といった溝のない歯があったら要注意です。その歯が身体のひずみを生む原因になっているかもしれません。

 もともと人間の歯というものは、山や谷があって、デコボコした噛み合わせをしているものです。この山の部分が当たることで、食物を効率よく(顎に無理な力を加えることなく)噛む事ができますし、溝に沿って食物がスムーズに流れるのを導きます。 特に硬いものを噛む時には、でこぼこなくしては満足に噛むことができないでしょう。
 このことをわかりやすくするため、包丁を例にとってみましょう。刃を研いだばかりの包丁は、力を入れなくとも物を簡単に切ることができますね。ところが研がずに長く使っている包丁では、そうはいきません。力を入れなくては切ることができないので、余分な力を必要とします。
 これは、研いだ包丁には刃がしっかりとあって、効率よく物を切ることのできる形になっているからです。山や谷のない、平らな面で当たるほど、力を加えないと物をすりつぶすことは難しいでしょう。 したがって、噛むときに余分な力を必要とするほど、顎への負担も増えます。
 顎関節症にならないためにも、奥歯の噛み合わせなど必要な部分には、元あった形に修復できる金属をお勧めします。(もちろん虫歯を作らないでいることができるのなら、それに越したことはありません。) 意味なく人間の身体に備わっているものはないのです。

 痛みは嫌なものですね。歯だけに限らず、身体のどの部分の痛みでも、
あると憂鬱になります。この【痛み】の意味を誤解してしまうと、
あなたの身体にどんなことが起きうるでしょうか。
4月号は、「痛みのシグナルを放っておくと…?」をお送りします。

院長の吉田です。

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