片側ばかりで噛むようになる原因は様々。どちらか片方の歯が抜けているとか、更には詰め物の形が悪くて噛みにくいから、というものもあります。こういう噛み方を繰り返していると、もちろんよく噛むほうの歯が磨り減って低くなります。
片側が低くなると、物を噛む時 下顎は奥にずれ込むような動きを頻繁にするようになり、結果顎の位置の変位を生じます。
それが身体のどの部分であれ、一箇所でもずれが生じると、身体は他の部分を何箇所も歪ませる事でバランスをとります。右肩が上がると、左の腰を上げて全体のバランスをとるように、顎がずれるとまず首の骨がずれてきます。こうなると、その影響が腰に出やすくなるでしょう。
腰痛持ちで、カイロや接骨院に通院してもなかなか良くならない方はいませんか?これは、骨のずれが単に骨だけでなく、筋肉のアンバランスによって引き起こされるからです。こんな時、骨のずれを力で元に戻したとしても、筋肉のバランスが悪ければ、また同じようにずれてしまうでしょう。
腰の骨のずれを引き起こしているのが首の骨なら、まずそこを治すべきです。そして首の骨のずれの原因が片噛み詰め物の形の異常なのなら、まず歯を、自分の身体に合った高さ、形に治しましょう。「噛みにくい」場所がなくなり、意識せずにものが食べられるようになったらしめたものです。このころにはきっと、あなたが感じていた体の痛みはずっと楽になっているか消えてしまっているのではないでしょうか。
頭痛・耳鳴り・めまい・肩こりそして腰痛の八割がたは噛み合わせが原因だと言われています。
この事実を知ってなお、あなたはまだ噛み合わせに無頓着で居られますか?
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