マルチループ法

 やり方

上顎の前歯2本を基にして、歯を動かしていきます。

 問題点

   を基準に矯正を行うため、上の顎の骨の動きを止めてしまい、患者さんの身体への影響が大きい。(上の顎がとてもデリケートに動くのは、人間が生活するうえで必要な、脳の働きを正常にするためのものです。この動きを妨げることは、身体に指令を出す脳の働きを低下させ、結果として身体全体の不調を招く恐れがあります。当院ホームページにも紹介している頭蓋仙骨療法“クラニオセイクラル・バランシング”では、上顎骨を動かないようにすることは「やってはいけない」とされています。)
 歯の軸が後ろに倒れこむ可能性が大きい。(噛む力は、歯の根を通じて頭蓋骨に影響を与えるため、倒れこんだ歯の根によって骨に本来とは違う力が伝えられると、頭蓋骨がひずみ、その中に納まっている脳に影響を与える可能性が高いのです。)
 
 基準にするべき
の歯が狂った位置だと、全体が狂った位置に出来上がる可能性がある。(そもそも前歯二本の位置が正しい位置であると、どうやって判定すればよいのでしょうか?全般に、治療完了の位置や、一人ひとり違う顔かたち、歯並びの患者さんにとって最もよい位置というのは、一体どの位置のことを言うのでしょうか?私の経験上、そういう噛み合わせは見た目の美しいそれとは、微妙に異なっている場合が多く、そのわずかな違いが身体に大きく作用します。)

 良い点

 奥歯の噛み合わせ面の高さを変えることができます。
  

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