スプリント製作時に応用する-2(自由診療)

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なぜこのスプリントが身体に合っているのか確認をします。


(1)


主要な関節をチェックし、身体の歪み(筋肉が弱い反応をする個所)を見つけます。

各関節をチェックして、身体のねじれ方を調べます。

始めに、筋反射テストが正確に反応するよう予備テストをし整えます。
それから各関節をテストすると、低位咬合であるこの患者さんは、
上の4箇所と“右の骨盤が後方”“左の顎関節(顆頭)が後方”“下顎骨が左方向に少し回転”の時、反応が弱くなりました。
  (食いしばりは、思い返せば4〜5歳頃から始まっていたそうです。)

(2)

スプリントをはめて、筋肉が弱い反応をする個所を再チェックします。

スプリントを装着して、弱かった個所を再チェック

強く反応した関節も、先ほど弱く反応した箇所もすべて、強い反応になるかどうか、確認します。

弱かった方に各関節を向けて

 
非常に強い反応でした。

スポーツ・スプリントも同様な作り方をします。

スプリントの(1日の)装着時間をチェックします。

スプリント1日の装着時間を詳しくチェックします。
 (さんは、1日3時間40分:
     朝75分、昼75分、晩75分)


スプリントは、身体にとってプラス面(身体のバランスが整う)とマイナス面があります。使い方によって、良くなったり 逆に 悪くなったりします。
普段の状態から考えると、身体にとってスプリントは異物。顎関節や筋肉などに、ある意味負荷をかける事になります。“負荷がかかりすぎて壊す”のを避ける為に、許容範囲な最低装着時間をチェックするのです。
『負荷をかけても、壊さずに改善して行く。』これが大切なポイントです。

装着後の予定は。

おおよその装着期間(この患者さんは、約33日間)をチェックし、日々このスプリントをはめて頂きます。
装着終了日まで、必要分スプリントの咬合調整を行います。
終了日は、ちゃんと筋反射テストで身体が教えてくれますので安心です。
スプリント終了後は、不充分な詰め物をかぶせ直して、顎関節が安定するように 噛み合わせを作っていきます。
 

不充分な詰め物
    

噛んで磨り減っているもの、噛み合わせ面に山や溝がないもの金属に穴があいている、詰め物の横から虫歯になって る など

 


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